#シングルマザー家計-年収手取り300万以下で子どもたち二人#大学卒業まで-
計画通りに二人を大学卒業させたので、同じ環境にある方の参考になればいいなと・・・
基本的なことは
1.国公立大学入学
2.収入が少ないのだから、支出を減らして、貯蓄する
3.子供たちに家計を理解させる
4.子供たちに大学に行く意思を持たせる
1.国公立大学入学
1-1高校は進学校でなくてもOK
国公立大学に入学するためには、高校は進学校に入学でなくても大丈夫。
今の時代、大学入学の手段は、多様化していて、AO入学、推薦入学などある。
在住の公立大学入学するのであれば、在住枠の推薦などもある。
高校進学校は、センター試験で入学するのが一般的だけど、(もちろん推薦で入学する子どももいる)
高校が進学校でなくても普通科でなくても、今や、商業科でも農業科でも3年間学年トップ圏内をキープできていれば、AO入学、推薦入学可能。
ただし、子どものモティベーションは必須。
高校生活において、周りの環境が大学進学ムードでないと、自分のやる気がなくなったり、周りの環境に流される子どもがいるから、高校生活3年間の子どものモティベーション を保つために、工夫は必要。
進学校に合格できなかったからと言って、がっかりすることはないよ。
1-2 国公立大学の授業料について
国公立大学に入学できたら、授業料は、どうしようか。
2019年現在、国立大学の授業料は、52万円/年。
4年間で、合計208万円。
だけど、うちの子どもたちは、それぞれ1年分の授業料しか支払っていない。
それは保護者の収入が少ないから。
保護者の収入が少なく、子どもの成績がよければ、国立大学では授業料免除のシステムがあったの。
(2020年以降は、大学授業料は保護者の収入によって授業料が免除される仕組みができてくるらしいから、それは調べてみて。)
長女が国立大学に入学したとき、授業料免除の情報を逃していたせいで、
1年間はまじめに授業料を支払ってしまっていた・・・。
(情報調査不足に後悔している)
長女国立大学授業料支払い状況
1年目:情報調査不足により52万円支払い
(成績はよかったので、全額免除になっていたはず)
2年目:保護者の収入と子どもの成績の結果、全額免除
3年目:保護者の収入と子どもの成績の結果、全額免除
4年目:保護者の収入と子どもの成績の結果、全額免除
次女国立大学授業料支払い状況
1年目:保護者の収入と子どもの成績の結果、全額免除
2年目:保護者の収入と子どもの成績の結果、全額免除
3年目:保護者の収入と子どもの成績の結果、半額免除
(長女が扶養から外れたため、全額免除から半額免除になってしまった)
4年目:保護者の収入と子どもの成績の結果、半額免除
(長女が扶養から外れたため、全額免除から半額免除になってしまった)
長女は、2年生9月から3年生7月まで、ノルウェーに留学。
留学費用80万円は国から給付してもらったよ。
(給付なので返還義務なし)
長女は留学するための大学を選択したので、長女念願の留学だった。
国立大学の交換留学制度を利用し、留学中10万円/月を給付してもらって、
家計に痛手を負うことなく、留学できた。
国は、外国語教育に力を入れているので、
英語ILELTSの成績がよければ、留学費用給付してもらえる。
なお、給付金は留学地によって異なるので、確認必要。
留学中の仕送りは、カードキャッシングを利用し、
極力手数料がかからないように工夫。
馬鹿正直に海外送金などすれば、手数料高いからね。
親の収入が少ないから、大学進学をあきらめてしまう家庭もいるようだが、
収入が少ないなら少ないなりに、情報収集はとっても大事と思う。
ただし、子どもの意思は絶対大事。
大学に入学しても、子どもが退学してしまえば、何の意味もない。
国から留学費用給付してもらって、留学しても、子どもが途中留学から帰ってきてしまったら、意味ない。
実際に、途中で留学を辞めてしまう人も多いとのこと。
長女は自分で決めたことだから、最後まで継続できたけど、留学生活がよっぽど堪えたらしく、英語力を生かした職業につくこともなく、また海外で生活しようとは思わなかった・・・。(親としては残念!!)
2.収入が少ないのだから、支出を減らして、貯蓄する
収入が少ないから、固定費を少しでも減らす。
これが必須。
見栄は厳禁。
子どもたちは、高校生になるまでスマホは持たせなかった。
高校生になっても、高いプロバイダは使用せず、安いスマホを探した。
通話ができないプランで、月1000円の格安スマホ使用。
高校生にはそれで十分だと思っているけど。
子どもたちは進学校だったので、スマホは勉強のじゃまになるだけだと思うよ。
ネット情報は家のPCでね。
児童手当、児童扶養手当は、大学進学のためにひたすら貯蓄。
大学進学までに300万円を貯める必要があると心に決めて。
見栄をはらず、自分が稼いだ収入で日々を生活していくことが大事。
それでも子供たちを連れて、国内旅行、海外旅行は年に1回は行ったな。
TDL、タイ、マレーシアなど。
旅行もできるだけお金をかけずに、節約旅行。
海外旅行は、ツアーを利用せず、航空券をネットで購入。
宿泊先もネットで予約。現地での移動は、公共交通機関を利用する。
これが私の旅行スタイル。
子どもたちが就職する前に、インド旅行にも行った。
長女の卒業旅行には、イタリア、フランスへの旅行もした。
子どもたちが就職してしまった今では、家族旅行の計画も立てられないから、就職する前に、旅行に行けて、よかった。
ヨーロッパ2週間旅行は3人で40万円弱(航空券込)。
何にお金を使うか、そのかわり何を節約するか、人それぞれだよね。
次は、
3.子供たちに家計を理解させる
すっかり更新が遅れてしまいました。
子供たちには、シングルマザーの収入が少ない、大学は国立大学しか行かせない、ということは言っていた。口をすっぱくして言っていた。
自分自身、日本の大学を卒業し、日本の大学は友人を作るところ、日本の大学は勉強をするところではないという認識があったので、高いお金を払って私立大学に入学させる意味はないと思っていた。(どうしても私立大学に行きたいのであれば、それだけの理由を聞きたいと思っていた。)
しかし、子供が中学生になって、子供たちが大学進学高校に行けない不安がよぎった。
離婚をして、シングルマザーになり、自分の地元にもどってきて、大学進学のための高校入学について、自分の経験をもとに、知識があったので、この高校に行かなければ、国立大学進学ができないと理解できていた。
子供たちは、その進学校に入学できない恐れがあったので、長女が中学2年生のときに、家庭教師をつけた。
通常、家庭教師といえば、お高いイメージ。
しかし、自分が大学生の時、家庭教師をしていた経験があるので、家庭教師派遣などには依頼せず、近くの大学に、家庭教師の求人を出した。
自分が大学生の時は、バブル絶頂期で、バイト代も高かったが、子供たちに家庭教師を依頼するときは、20年後にもかかわらず、自分の家庭教師バイト代よりも安い時給で家庭教師をお願いすることができた。
来てくれた家庭教師の方はとても良い方で、1年間ほど家庭教師をしてもらった。
そのおかげで、進学校にも入学することができた。
シングルマザー家庭にはありえない家庭教師依頼ではあったが、依頼方法によってはお安くできることをお知らせしておく。近くの大学に直接求人を出せば、自分の好みの学生アルバイトを依頼することができる。
塾に行かせる選択肢もあったが、仕事が忙しく、塾への送迎ができる状態ではなかったので、家庭教師は、本当に助かった。今、考えると、家庭教師がいなかったら、国立大学入学もなかったと思う。自分でも子供たちにとって、効果的な出費だったと思っている。
4.子供たちに大学に行く意思を持たせる
さて、子供たちが進学校に入学してからというもの、国立大学に入学させるために、1年生のときから、
国立大学に入学するためには、模試は二桁以内でいなければいけない
国立大学しか入学できない
国立大学に入学できないときは、就職しなければいけない
と、何度も何度も話した。
自分が卒業した進学校だったから、国立大学入学事情は、わかっていた。
進学校だから、就職するのはカッコ悪いという全校生徒の認識のもと、子供たちも自覚し、高校生活で頑張っていた。
しかし、国立大学入学するためのハードルは高かった。
浪人不可のため、安全圏の国立大学受験、滑り止めの公立短期大学受験など、国公立大学、短期大学を受験させ、なんとか無事に国立大学に入学できた。
国立大学は、首都圏から遠いほど偏差値が低くなる。
子供たちが入学した大学は、二人とも北海道。文系、理系の子供たちだったが、二人とも偏差値が低い国立大学に入学。
それでも、二人が入学した大学は、ともに寮完備の大学で、少ない仕送りでやりくりできることができた。
二人が大学生活を楽しんでいるとき、私自身も子離れ生活を楽しむことができた。
私の収入は少なかったけど、そのおかげで、大学授業料免除、減額ができた。
子供たちの大学授業料は、出生時から掛けていたこども保険で賄うことができた。
(こども保険は大学進学時にそれぞれ子供たちに渡して、自分たちで授業料支払う)
大学生活で必要な生活費は、元夫からの養育費で賄った。
(元夫から直接子供たちに仕送りしてもらった)
というわけで、子供たちが大学進学したとき、私の収入はすべて自分のために使うことができるようになり、子離れ生活を満喫することができた。
収入が少ないシングルマザーでも子供たちは大学進学可能。
子供たちの大学進学計画を立てておけば、突然の家庭崩壊でも対処可能。
子供たちにも家計事情を知らせる。
など、収入が少なくても、メリハリのある生活が送れるということを皆さんにお知らせしたかった。
「収入が少なければ、支出を減らす」「支出を減らすために、あらゆる公的支援を受ける」「公的支援を受けられるように、子供たちを誘導する」
これが、これまでの私の経験から得た教訓。
参考になったら、いいな。